映画「マリーアントワネットに別れを告げて」
ひとりの朗読係の少女を通して目撃された陥落するバスチーユ
王妃の愛 そして王妃への愛の物語
その中でこんなシーンがありました
王妃マリーアントワネットに心酔する朗読係のシドニー
毎日彼女の部屋を訪れます
痒みから無意識に手を掻いてしまうほどに赤く腫れた朗読係の腕を見た時
マリーアントワネットは言います
「ボワドローズの精油を持ってきてちょうだい」
運ばれてきたのは綺麗な細工を施したガラスの小瓶
「痒みを抑えるのにとても効くのよ」
それをマリーアントワネットは朗読係の少女に塗ってやるのです
Bois de rose -ローズウッド
バラのような華やかな香りのする
という学名を持つ木から取れる精油です
フランス パリ と聞くと
私の中でのイメージはこんなマリーアントワネットのような
美しい女性から漂ってきそうな濃厚な香り
もしくはタバコの香りかな