2013年3月21日木曜日

映画とか 映画館とか




おととい 映画を観ました


偽りなき者


童話作家アンデルセンの生まれた国 デンマーク


恐ろしい大人の寓話のような映画









こどもの純粋さ 大人の正義と誇り


冬のデンマークの自然の


怖いくらいに静かな空気感が印象的






主演のマッツ・ミケルセン


追いつめられていく男を演じる姿とその静かな佇まい 


最高にクールです











マッツ・ミケルセンは「007/カジノロワイヤル」より


「アフター・ウエディング」派です  ふがふが








偽りなき者を上映しているル・シネマは


いちばん観に行っている映画館 


はじめて観たのは


クシシュトフ・キェシロフスキの「トリコロール」シリーズ






定員入替制の映画館というのもまだ多分あまりなかった頃


大人に混じってチケットを切ってもらうだけでドキドキした


ドゥマゴでお茶して上映時間を待ったりね



終わってからナディッフで洋書を眺めたりね


今思うとかなりおませな高校生だな








サマンサ・モートン主演の「アンダー・ザ・スキン」


心がヒリヒリし過ぎて帰って母親の顔が早く見たくなった




スウェーデン映画「歓びを歌にのせて」


駆け込みで入った年末の最終回は大混雑


いちばん前のど真ん中の席


首の痛さも忘れるほど感動で大泣きして


明るくなったら隣の席のご婦人も目を真っ赤にしていて


知らない人同士なのに笑い合った




ああ いろんな映画観たなーー





他の映画館も沢山の思い出があるけど


ル・シネマのおかげでヨーロッパ映画が大好きになった気がする





もうすぐ銀座のテアトルシネマは閉館になってしまうそうだし


何年か前からお気に入りの映画館がいくつも閉館になってしまって


なんだか寂しいですね


おうちでのんびりDVDも好いけど



やっぱり映画館が好きです






今、次に観たいのはミヒャエル・ハネケの「愛、アムール」


近々 ル・シネマ アゲイン







桜が咲き出しました


今年は早いなー









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